大阪府泉南市にて
雨戸を撤去する工事をしました。

 

お施主様からSOSの連絡がありました。

2階のお部屋の雨戸を閉めたままにしていたら、
雨戸の戸袋の中で鳥さんが巣を作ってしまって、
雨戸が開けられなくなってしまいました。

戸袋の中では、
親鳥が餌を運んできて、
ヒナがピーピー鳴いています。

そして、
大量にダニが発生していました・・・

と。

 

鳥さんが巣立つのを少し待って、
雨戸を撤去することにしました。

2階の窓で、
普段、雨戸は全く使用していないとのこと。
防犯的にも大丈夫そうな場所の為、
雨戸を撤去することにしました。

 

ただ、
この雨戸は木製でした。

 

さらに、
このお家は一度外壁をリフォームされていて、
建築当初に取り付けられた木製雨戸の上に
外壁材を貼っていました。

 

つまり、
雨戸を撤去するということは、
外壁をもやり変える必要があるのです。

 

雨戸をひとつ撤去する工事なのに
外壁工事もとなれば
費用がかなり嵩んでしまいます。

そこで、
どのような工事方法がベストなのか
検討しました。

 

 

工事スタート!!

 

鳥さんが巣をつくっているのは、
この2階の窓。

まずは、足場を組み立てて、
作業ができる状態にします。

問題の戸袋を解体撤去。

ヒナは皆巣立っていましたので、
鳥さんは居ませんでしたが、
巣が残っていました。

葉っぱや木の枝、鳥さんの羽や糞などが
出てきましたが全て撤去完了。

元々のリフォーム前の外壁が現れました。

ダニが大量発生していたので、
雨戸の木製枠や木製レールも全て撤去したいところですが、
あえて残すことに。

 

雨戸の周囲を全て残すことによって
外壁の修繕を最小限にすることとしました。

雨戸の枠やレールも木製でしたので、
残すにしても、きちんと処理します。

 

防虫・防腐剤の塗料を塗布してから、
板金で仕舞い。

雨戸の周囲をぐるっと一周、
木の部分を覆うようにブリキで巻きました。

 

戸袋部分は防水紙を施工し、
サイディングという外壁材を貼りました。

この外壁材は木目調ですが木ではありません。
腐りません。

セメントを板状にした外壁材
窯業系サイディングを採用しました。

サイディングの周囲はコーキングを打ち、
水の浸入もきちんと防ぎます。

足場を解体して
完成!!

 

雨戸は撤去しましたが
雨戸を開けている状態に見えるような
違和感のない外壁仕上げとしました。

 

これで鳥さんが巣を作ることは
ありませんのでもう安心です(^^)

お悩みを解決することができて
良かったです。

ありがとうございました^^

 

 

TAKAYAMA Construction|高山建設
writer|女性建築士