ここのところ黄砂で窓の汚れが酷いですね。
窓ふきをサボっておりますが、さすがに掃除したくなりました。
梅雨に入る前には、窓をきれいにしておきたいですね。

窓とは[サッシ]+[ガラス] サッシについて先週のブログ記事でお伝えしました。


我が家の窓を数えてみたところ 4 種類。
リビングの上げ下げ窓は、隣と近いので、ほとんど開けない窓です 。
洗面所のルーバー窓は、毎日のように開閉します。
通気性はいいのですが、気密性がなく掃除が面倒です。


最近の住宅ではルーバー窓は見かけなくなりましたね。
代わりに増えたのが滑り出し窓です。
開け閉めがスムーズで、風の入りが良く掃除もしやすいそうです。
窓のデザインや機能ってそうそう変わらないと思っていましたが サッシと同じく進化して種類も豊富です。


新築やリフォームの窓えらびで後悔がないように よく使用される窓の種類とメリット、デメリットを挙げてみました。

 

引違窓
(2 枚以上のガラス戸を左右スライドさせて開閉する窓)

メリット:
・サイズが豊富。
・取り付けやすい。
・安価。
・シャッターや雨戸など対応できる。
デメリット:
・気密性が滑り出し窓より劣る。
・2 階に取り付けた場合外側の掃除がしにくい。

 

縦滑り出し窓
(窓枠の上下のレールに沿って窓を外側に滑り出して開ける窓)

メリット:
・外の風を取り込みやすい。
・外面の掃除がしやすい。
・気密性が高い。
デメリット:
・解放時に雨が降った場合、室内に雨が入りやすい。
・コストが高い。(引違窓と比べて)

 

横滑り出し窓
(窓枠の左右のレールに沿って窓を外側に滑り出して開ける窓)

メリット:
・解放時に雨が降っても、すぐには入りこまない。
・気密性が高い。
デメリット:
コストが高い。(引違窓と比べて)

 

上げ下げ窓
(2 枚のガラス戸を上下に並べ、上下にスライドさせて開閉する窓)

メリット:
・防犯性が良い。
・洋風の住宅の景観に適している。
・気密性が良い。
デメリット:
・開閉の操作がしづらい。
・外側が掃除しづらい。

 

Fix 窓
(窓枠にガラスをはめ込み、固定した窓)

メリット:
・いろいろな形状にできる。
・採光しやすい。
デメリット:
・換気ができない。
・外側の掃除がしづらい。

 

ここで 5 種類挙げてみましたがカタログを見ると 20 種類程あります。
キッチンや風呂などの設備にはカタログを見たりショールームに行ったり 選択する意識が高いのですが、 窓を選ぶときにはついつい力が抜けてしまいがちです。
部屋の場所によって最適な窓は変わってきますし、 立地条件によって防音や防犯などにも注意して選びたいところです。

お住まいの部屋で空気の流れが悪いと感じる、部屋の気密性が気になるといった 問題がありましたら窓のリフォームを考えてみませんか?


高山建設(株)一級建築士事務所
Writer:上野